高校卒業を間近に控え、大学受験について考える時期になると、就職を意識することが多くなります。例えば、大学の学部・学科によって取得できる資格が異なります。取得する資格は、就職活動に大きく影響します。資格を持っていると有利な仕事や、そもそも資格を持っていなければ採用面接すら受けられない仕事もあります。どの資格を取得するか、そのためにどこの大学に通うかは今後の人生を決める大きな選択です。
現代では、多くの高校生が4年制大学や短期大学への進学を視野に入れています。しかしながら、中には家庭の事情などで、高校卒業後はすぐに働かなければならない方もいます。そのような方は、通信制大学を利用してみてはいかがでしょうか?特に、いずれ転職をするだろうと考えている方は、通信制大学を利用して、早めに様々な資格を取得しておくことをおすすめします。
通信制大学を利用するメリット
通信制大学の利用には、以下のようなメリットがあります。
時間や場所に縛られず勉強できる
通学制大学は、決まった時間に大学に行って講義を受けなければなりません。通信制大学は、自習スタイルに近い授業形態です。教科書が送られてくるので、それを使って自宅やカフェ、通勤中の電車の中などで学習します。時間的制約がある社会人でも勉強しやすいです。年に数回のスクーリングも実施されています。
実習を受けられる
資格の中には、実習をしなければ資格が取得できない場合や、資格試験が受けられない場合があります。例を挙げるならば、近年人気のある社会福祉士の資格試験は、受験をするために実習を受けなければなりません。そんな時に東京通信大学のような通信制大学を利用していれば、提携先の福祉施設や機関など、実習の場を用意してもらえます。社会福祉士の資格に限らず、通信制大学ならば、資格取得に必須となる実習の場が用意されます。実習が必要な資格でも取得しやすいです。
大学卒業資格を得られる
通信制大学を卒業すると、4年制大学や短期大学を卒業した時と同様、大学卒業の資格を得られます。2017年の統計データによると、大卒男性の生涯賃金は高卒男性に比べて1.3倍、大卒女性の生涯賃金は高卒女性に比べて1.5倍も高くなるという結果が出ています。転職時の給与や待遇にも差が出る可能性があるので、時間的余裕があるならば、通信制大学を利用して大卒資格を取得しておくと良いでしょう。
学費が安い
通信制大学は、通学生大学よりも学費が抑えられます。奨学金や給付金などの経済的サポートを受けられる場合もあります。金銭的事情から、高校卒業後に仕事をしなければならない方には大きなメリットです。
通信制大学は、授業形態が通学制大学と大きく異なります。卒業を間近にした高校生よりも、一度大学を卒業した社会人の利用が圧倒的に多いです。しかし、早くに収入を得ながら学習したい方にとっては、最適な選択肢の1つと言えます。働きながらの学習には大変な苦労が伴いますが、必ず将来に繋がります。高校卒業後に就職する予定の方は、通信制大学の利用を視野に入れてみてはいかがでしょうか?