芸術関係のスキル習得を目指す場合に進学したい学校は?

高校生になると、自分の将来を考えた進路選びを意識するようになります。高校までと異なり、大学は限られた分野に関する事柄を深く学習します。法律関係を学びたい方ならば法律について深く学べる大学へ、コンピューター関係を学びたい方ならばコンピューターについて深く学べる大学へと進学することで、将来希望する職業や職種で必要なスキルを身に着けることができます。

現在、高校卒業後の進路を考えている方の中には、美術や音楽、文芸、写真、デザインなどの芸術に関する事柄を学びたいという方もいるでしょう。こちらでは、芸術分野に特化した学習ができる学校の種別について解説します。

芸術関係のスキルを身に着けたい場合に検討する進学先は、大きく3つに分けられます。芸術に関する幅広い知識を得られる芸術大学と、実践的なスキルの習得に長けている専門学校、芸術の他にも様々な分野の知識を得られる総合大学の芸術学科です。

以下では、それぞれの特徴をより詳しく紹介します。

<芸術大学>
芸術全般の教育をおこなっている大学です。メインとなるのは芸術に関する分野の学習ですが、技術の習得よりも学問的な追究に重きを置いています。理論にもとづいた知識の習得が可能です。総合大学ほどではありませんが、一般教養の講義も受けられるため、芸術に関係しない分野への就職を希望する際もそれほど不利にはならないでしょう。

<専門学校>
3つの進学先の中では、もっとも実技スキルの習得に特化しています。そのため、通うことで芸術関係の職場に就職後、即戦力レベルの活躍をできるようになるでしょう。ただし、他2つの進学先と異なり、一般教養の講義を受けられない学校もあるため、芸術以外の分野に関する知識は独学で身に着ける必要があります。

<総合大学の芸術学部>
総合大学とは、様々な分野の教育や研究をおこなっている大学を指します。例えば、日本大学は16の学部を持つ国内最大規模の総合大学として有名です。その中には8つの学科を持つ芸術学部があり、日芸の呼称で認知されています。

総合大学の芸術学部に通う利点としては、芸術に関する事柄と並行し、幅広い分野の講義を受けられるという点です。途中で希望する進路が変わった場合も、進路変更をしやすく、将来の選択肢を広げたい方におすすめです。

例に挙げた日本大学の芸術学部は、早稲田ゼミナールによって受験対策講座が開かれています。こちらは、過去8年間に354名を合格させた実績を持っています。詳しくはこちら→早稲田ゼミナールの日芸受験対策専門コースについて

「芸術関係の勉強がしたい」と思っていても、どの程度芸術について学びたいか、将来就きたい仕事は明確であるかなどによって、適した進学先は異なります。進学先を決めることも重要ですが、まずは何のために進学するのか、芸術に対してどれほど熱意があるのかなどを考えてみてください。